三井住友銀行のABL(売掛担保融資)やファクタリングについて
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三井住友銀行は、東京都千代田区に本店を構える日本の三大メガバンクの一つとして、全国に支店を展開しています。発足は、2001年(平成13年)に住友銀行とさくら銀行が合併したのにさかのぼります。その後、2002年(平成14年)には、株式移転にともない持株会社である株式会社三井住友フィナンシャルグループを設立、今ではその子会社となっています。また、2003年(平成15年)にはわかしお銀行とも合併しています。このように営業基盤を拡大してきた三井住友銀行は、金融サービスの提供力や戦略実行のスピードなどが非常に優れており、中小企業にも質の高いさまざまな金融サービス提供してくれていますから、資金繰りの手段を探している企業にもきっと支えとなってくれるでしょう。
三井住友銀行におけるABL(売掛担保融資)への取り組み
三井住友銀行では、中小企業や個人事業主からの資金調達などの相談に対し、顧客の事業特性や状況を勘案して、積極的かつ柔軟に対応しています。ABLもその一例で、不動産担保や保証人に依存しない融資を提供しています。三井住友銀行の公式ホームページ上には、ABLに関する詳細は具体的に触れられていないので、詳しくは直接問い合わせてみましょう。
三井住友銀行の設備活用ローン
三井住友銀行には、「アセットバリュー」という設備活用ローンがあります。これは、「アセット」すなわち「資産」の価値によって、それを担保に行う融資ですから、売掛債権や在庫動産などのアセットを担保に活用するABLと同じとみなせるでしょう。実際、この商品を利用することによって、企業の所有する設備動産に対して担保を設定し、資金調達の手段を多様化することが可能であり、担保となる設備動産はそのまま継続的に使用することも可能です。運転資金や設備資金を使途として、その範囲内の融資額を受けることができます。担保の設定が可能な設備動産とは、具体的には、工作機械、建設機械、印刷機械、農業用機械、食料品加工機械、繊維機械、製材機械、運搬機械などさまざまで、これら以外でも担保として設定可能な場合もあります。融資が受けられる期間は最大7年、かつ、設備動産の法定耐用年数内ですが、担保となる物件によって三井住友銀行が個別に期間を設定します。詳しいことは直接三井住友銀行本支店までお問い合わせください。
三井住友銀行のファクタリング
三井住友銀行では、ファクタリング方式の支払手形削減サービスを取り扱っています。債務者である支払企業、債権者である仕入先企業、ファクタリング会社が提携することで、従来の非効率的だった手形発行による決済が合理化されます。支払企業・仕入先企業ともにメリットがあり、支払企業にとっては、仕入先企業との決済を期日現金払いと同じ支払方法に実質的に変更できますし、仕入先企業にとっては、債権を期日前に資金化することが可能です。
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