資金繰りに役立つりそな銀行のでんさい活用型ファクタリングとABL(売掛担保融資)
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大阪府大阪市に本店を構えるりそな銀行は、国内でも有数の大手銀行として全国各地に支店を展開しています。ほかの都市銀行と比較すると支店数はそれほど多くありませんが、主要な都市には複数の支店を置いています。地域の中小企業のサポートにも積極的で、多彩なビジネスローン、年金、信託、不動産、決済関連、国際業務などに取り組んでいます。
りそな銀行のABL(売掛担保融資)
りそな銀行では、経営者保証の機能に代わる融資の方法としてABLを提供しています。りそな銀行のABLでは、以下に挙げる要件を債務者が将来的にも満たすと判断されたときに、債務者の経営状況や資金使途、融資額の回収可能性などを総合的に判断したうえで、ABLの活用可能性について、債務者の意向を勘案したうえで検討します。その要件とは次の通りです。
・法人とその経営者個人の資産や経理がはっきり分離されていること
法人の本社や工場、社用車などが経営者個人の所有となっている場合は、資産が分離されていないと判断されます。また、事業上の必要性がないのに、経営者個人が消費した費用(飲食代など)を法人の経費として処理しているなどの場合は、経理が分離されていないと判断されます。
・法人と経営者個人の間での資金のやり取りが、社会通念のうえで適切な範囲を超えていないこと
役員報酬や家賃・地代、オーナーへの貸付などは資金のやり取りです。
・法人の資産や収益力だけで借入の返済が可能であること
法人の業績が十分でしっかり利益を確保していることなどが条件です。
・法人から財務情報などが適宜適切に提供されていること
財務情報とは、資金繰り表、試算表、決算上の勘定科目明細などです。
これらの要件を満たしていると判断されたとき、初めてABLの利用が検討されます。ただ、その審査の結果次第では、必ずしもABLが利用できるわけではありません。詳しい利用条件などは直接りそな銀行にお問い合わせください。
りそな銀行のファクタリング
りそな銀行では、でんさいを活用した一括ファクタリングの「でんさい活用型ファクタリング」を提供しています。支払企業にとってはでんさいと同じ効果が得られ、納入企業にとってはファクタリング取引によって安定的な資金調達が可能となるメリットがあります。「でんさい活用型ファクタリング」では、りそなホールディングスが100%出資する「りそな決済サービス」という会社での取り扱いとなります。なお、「でんさい活用型ファクタリング」の導入に際し、支払企業にはりそな銀行の審査があります。なお、詳細については、りそな銀行だけでなく、りそな決済サービスのホームページにも具体的に記載されているので、そちらもご覧ください。
このページの↑上記の金利や限度額は記事執筆時の情報のため、
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