青森銀行の資金繰りの手段にファクタリングやABL(売掛担保融資)はあるのか
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青森銀行では、法人向けの資金繰りの手段としていくつかのサービスを提供しています。
青森銀行のABL(売掛担保融資)
ABLとは、企業の行う事業それ自体に注目し、企業保有の売掛債権や動産などを担保として融資を得る資金繰りの方法です。個人保証や不動産担保に依存し過ぎずに融資を受けることができ、資金繰りの手段を多様化できる方法として多くの企業に活用されています。ABLには企業にとっていくつものメリットがあります。まず、不動産を保有しない企業でも融資が受けられることです。また、担保として事業に必要な動産を提供する必要がありますが、通常の事業でその動産は活用できるうえ、商品として販売することも可能です。加えて、銀行と企業が事業の実態を共有することで、さらなる関係性の構築が可能となりますし、課題をともに分析することでより良い改善策を探ることが可能です。
ABLに活用できる動産の例
青森銀行のABLで活用できる動産はさまざまです。米・ほたて・リンゴなどの食料品、服・靴・鞄などの衣料品、木材・プラスチック・小麦粉などの原材料、玩具・楽器・化粧品・スポーツ用品などの製品、建設・工作機械や太陽光発電設備などの機械類、それに、一般売掛金・工事請負金・診療報酬・介護報酬といった売掛金が活用できます。これ以外にもさまざまな資産が活用できるので、詳しくは青森銀行に問い合わせてみましょう。なお、ABLがどのように活用できるかは、青森銀行所定の審査によって変わってきます。具体的なことは青森銀行の本支店に直接問い合わせてください。
ABL以外の青森銀行の法人向け融資
青森銀行ではABLのほかにも、お客さまのニーズに合わせた融資の方法を提案しています。県内で創業する、もしくは創業5年未満のお客さまを対象とした創業支援融資制度の「スタートアップ」、企業の健康増進への取り組みをサポートする健康融資制度の「ながいきエール」、法人では最大5000万円まで借入可能な農業全般に利用できる農業ローン「アグリパートナー」、青函地域の発展に関する事業や企業を対象に、資金供給や経営支援を行う「青函活性化ファンド」、農林漁業など1次産業に属する企業が、製造の2次産業、小売業などの3次産業と連携し、一体的な事業展開を行うために、出資と経営を青森銀行が支援する「東北6次産業化サポートファンド」、私募債の受託業務などがおもなところです。なお、企業が未回収の売掛債権を金融機関が買い取って資金を提供する手段にファクタリングというものがありますが、青森銀行では大々的にはファクタリングの取り扱いを公表していません。利用できるかどうかは直接青森銀行の本支店に尋ねてみてください。
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