資金繰りなら山形銀行のファクタリングやABL(売掛担保融資)
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山形市に本店を構える山形銀行は、地方銀行としては中堅クラスですが、県内の内陸部では抜群のシェアを占める地域密着型の銀行です。日本格付研究所の評価では「A+」と最高ランクで、地域住民の信頼を集めています。そんな山形銀行の特徴の一つが、地域の事業者をサポートするためのさまざまな法人向け融資商品です。ビジネスローンは業種別に選べるようにラインナップが充実していますし、ABL(売掛担保融資)やファクタリングの取り扱いもあります。
山形銀行のABL「やまぎんABL」
ABLとは、売掛債権や集合動産を担保として活用する融資制度で、不動産担保に過度に依存しない新しい資金繰り方法として注目されています。山形銀行でも県内の事業者のニーズに応えるために「やまぎんABL」の取り扱いを始めました。やまぎんABLの対象は、売掛債権や原材料や商品在庫などの集合動産を保有し、山形銀行所定の基準を満たす事業者です。売掛債権や集合動産を担保として、当座貸越により1年間(1年ごとの更新)の期間で融資を受けられますが、融資限度額は売掛債権と集合動産の内容によって変わります。担保が売掛債権の場合、限度額は売掛債権の金額に掛目70%をかけた金額で、集合動産の場合の限度額は、直近の簿価による集合動産の見積もり額に、外部機関の評価で決定する掛目をかけた金額です。返済方法は約定弁済もしくは随時弁済で、融資の利率は短期プライムレートに連動した変動金利型で設定されます。
やまぎんABLの注意点
やまぎんABLにより融資を受ける事業者は、山形銀行により定期的に担保となる売掛債権や集合動産のモニタリングが行われます。また、担保管理手数料と第三者対抗要件具備にかかる実費が必要です。利用の可否は山形銀行所定の審査基準により決定するので、場合によっては希望通りとはならないこともあることに注意してください。また、やまぎんABLとは別に信用保証協会のABL保証制度の取り扱いもあるので、詳しくは直接山形銀行の本支店窓口に問い合わせてみましょう。
山形銀行におけるファクタリング
山形銀行は、平成28年11月から三菱UFJファクターと協働で、山形県内初のでんさい一括ファクタリングを導入しています。でんさい一括ファクタリングとは、全国銀行協会運営の電子記録債権ネットワークを利用し、企業の売上債権を一括買取するサービスのことです。三菱UFJファクターが運営管理し、納入企業が資金化希望の場合に山形銀行が売上債権を購入して資金付けをします。山形銀行公式ホームページには大々的にファクタリングの取り扱いを公表していませんので、ファクタリングを希望する場合は、山形銀行の本支店まで直接問い合わせてください。
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