岩手銀行でファクタリングやABL(売掛担保融資)による資金繰りは可能か
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岩手銀行は、1932年に創業の岩手県盛岡市に本店を置く県内トップシェアの銀行です。岩手県内のほとんどの市町村に支店を置き、指定金融機関として幅広く利用されています。創業以来一貫して地域社会の発展に貢献することをポリシーに掲げ、地域の中小企業のビジネスサポートにも力を入れています。さまざまなビジネスローンがあるほか、私募債の発行支援やABL(売掛担保融資)など多様な資金繰りの手段を提供しています。ファクタリングの取り扱いに関しては、公式ホームページでは大々的に取り上げていないので、気になる方は直接岩手銀行まで問い合わせてみましょう。
岩手銀行のABLの概要
企業の事業に着目して、その商品在庫や機械設備、売掛債権を活用して資金調達するのがABLです。担保となる不動産を保有しない企業でも、これらの債権や動産を活用して資金を調達できると注目を集めていますが、岩手銀行でもABLの取り扱いがあります。不動産担保や第三者保証人の用意できない中小企業でも資金調達が可能で、岩手銀行に定期的に売掛金や商品在庫の情報を提供することで、資金繰りを安定化できるサービスです。
岩手銀行のABLの詳細
岩手銀行が過去に実行したABLによると、活用できる債権や動産にはさまざまなものがあります。たとえば、集合動産ではこれまで、米、日本酒、麺類加工品、和菓子、イカやサバなどの水産加工品、肉用牛などの例があります。個別動産では機械設備や建設機械など、債権では売掛金、介護報酬、診療報酬、売電債権などが実行例として挙げられます。岩手銀行では、外部評価機関から認定を受けた動産評価アドバイザーの持つノウハウを活用して、地域の中小企業の資金繰りのために、さらにABLの取り組みを充実させていくそうなので、今後、ABLを活用できる企業はもっと増えていくでしょう。詳しいことは岩手銀行に問い合わせてください。岩手銀行本支店の窓口で対応するほか、フリーダイヤルやインターネットからも専門スタッフによる相談が受けられます。
岩手銀行のさまざまなビジネスローン
ABL以外にも資金繰りに役立つさまざまなビジネスローンが岩手銀行には用意されています。「いわぎんSライン」、「クイック-α<ビジネス>」、中小企業を対象にした「岩手小規模小口資金」、農業事業者向けの無担保ローン「Iの絆 あぐりサポート」などです。このほか、岩手県内で観光・食産業、ものづくり産業に従事する中小企業が対象の「いわて復興への誓い資金」という制度融資もあります。岩手県内では岩手銀行だけが取り扱う制度融資で、岩手県商工観光振興資金」の金利より0.3%を上限に金利が引き下げられます。
このページの↑上記の金利や限度額は記事執筆時の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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