資金繰りに便利な武蔵野銀行のABL(売掛担保融資)やファクタリング
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武蔵野銀行は埼玉県に本店を構えるただ一つの地方銀行です。埼玉銀行という知名度と存在感の圧倒的に高い銀行が以前はありましたが、合併後には東京へ行ってしまったので、現在では武蔵野銀行が県内唯一の本店を構える銀行として機能しています。創業からすでに60年以上が経過していますが、今もなお利用者を増やし続けている銀行です。埼玉県内に100以上の支店を構えており、地域の企業の発展を支えています。特に中小企業の資金繰りの支援に対して力を入れており、ビジネスローンのほか、ファンドのバリエーションも幅広くそろえています。むさしの「中小企業アクティブファンド」、むさしの地域活性化ファンド、むさしのニュービジネスファンドなどがあります。
武蔵野銀行の取り扱うABL(売掛担保融資)について
武蔵野銀行では、地域に密着した金融を推進する観点に基づき、第三者保証人や不動産担保に極度に依存しない金融に取り組んでいます。その一環として取り組まれているのがABLです。ABLは企業の持つ事業の資産価値そのものに着目して、売掛金や商品在庫といった高い流動性を持つ事業資産を担保に活用する融資の手段ですが、武蔵野銀行では、不動産担保を保有しない事業者でも通常の営業活動上保有する売掛債権や商品在庫をもとに資金の調達が可能となるようにABLへの取り組みを始めています。企業の商流を武蔵野銀行が把握するので、従来より密接な関係が構築可能となるというメリットがあります。中小企業にとって、安定的な資産調達の手法を確保することで、これまで以上の事業展開が可能です。
武蔵野銀行のABLで担保として活用できる流動資産
武蔵野銀行のABLでは、官公庁を含めた日本国内の事業者に対する売掛債権が活用できます。商品の販売債権のみならずサービス提供によって生じる売掛債権も対象です。売掛金債権、診療報酬債権、運送料債権などが一例です。また、決算書に計上されうる事業によって生じた棚卸資産も対象となります。たとえば、原材料、仕掛品、商品仕入れでの商品在庫や、製造業での製品在庫などです。ただし、債権譲渡禁止特約のある資産は、ABLの利用の前に特約を解除する必要があります。トゥルーバグループホールディングス株式会社を動産評価会社として提携し、地域の中小企業の多様な資金調達ニーズに応える内容です。
武蔵野銀行におけるファクタリングへの取り組み
武蔵野銀行の公式ホームページ上では、ファクタリングの取り組みは大々的に記載はされていません。ただし、決算短信などを見るとファクタリングの記載があるので、関心のある事業者の方は直接武蔵野銀行まで問い合わせてみましょう。
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