北陸銀行でファクタリングやABL(売掛担保融資)を資金繰りに利用できるのか
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富山県富山市に本店を置く北陸銀行は金沢第十二国立銀行を前身とするので、創業は明治10年にまでさかのぼります。約140年の長い歴史を持つ銀行なので、地域住民には広く親しまれてきました。富山県以外にも石川、福井、北海道に地盤を持ち、多くの市町村で指定金融機関として機能しているほか、海外にも駐在員事務所を置く地方銀行としては規模の大きな銀行です。地域の経済や産業の発展に貢献する取り組みに積極的で、創業、経営改善、事業継承など企業のさまざまなステージを支援するサービスを提供しています。
北陸銀行のABL(売掛担保融資)への取り組み
ABLとは企業の商品在庫や売掛金を担保に活用する資金調達の手法で、近年注目を集め全国的に広がっていますが、北陸銀行でも積極的にこの取り組みに参加しています。北陸銀行でABLを利用するメリットには、商品在庫や売掛金を担保にしても通常の営業活動が可能であることと、資金繰りの安定化が図れることです。また、定期的に銀行に状況を報告することになるので、企業と銀行間のコミュニケーションが緊密になり、経営についてアドバイスが得られます。つまり、経営改善や管理面でも効率化につながるのです。北陸銀行のABLで担保として活用できる動産には、商品在庫、機械、器具などがあり、債権には、売掛債権や診療報酬・介護報酬債権などがあります。動産を担保とする場合、北陸銀行が提携する外部評価機関によって担保評価が行われます。その際に別途、手数料が必要です。詳しくはお近くの北陸銀行にお問い合わせ下さい。
北陸銀行の「ほくぎん電子債権サービス」について
北陸銀行ではファクタリングについて公式ホームページ上に記載はありません。その代わり「ほくぎん電子債権サービス」というでんさいを活用した資金決済サービスがあります。事業者が資金調達を円滑に図れるために創設された金銭信託ですので、ファクタリングとは厳密には異なるものの、同様に資金調達の新たな手法として利用できるでしょう。「ほくぎん電子債権サービス」を利用すれば、でんさいを北陸銀行に譲渡して期日前に資金化することが可能となるので機能としてはファクタリングと一緒です。また、でんさいを担保に銀行に譲渡することで借入も受けられます。
北陸銀行のビジネスローンの強み
北陸銀行には、事業者のさまざまなニーズに対応した多様なビジネスローンがあります。多くの金融機関では、ビジネスローンを利用するのに数年の業歴が必要ですが、北陸銀行では業歴による制限がないため融資を受けやすいという強みがあります。また、医療向けにクリニック開業ローンやメディカルファンドがあるのも大きな特徴です。
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