資金繰りや成長分野をサポートする名古屋銀行の事業者向け融資商品
1949年(昭和24年)に共和殖産株式会社として設立された名古屋銀行は、愛知県名古屋市に本店を構える第二地方銀行です。
相互銀行から普通銀行に転換した歴史を持つ名古屋銀行は、愛知県内を中心に全国200カ所以上に拠点を持ち、地域に密着した金融サービスで中小企業や個人事業主をはじめ、さまざまなビジネスのサポートを提供しています。
スタートアップ企業へのアドバイス、経営改善、事業継承などビジネスに関する幅広い相談に対応しています。
名古屋銀行におけるファクタリングやABL(売掛担保融資)の取り扱い
名古屋銀行のホームページには、ファクタリングもABLも取り扱いを大々的に記載していません。ただ、ABLの実績はあるようですし、ファクタリングではなくでんさいネットサービスを提供しているので、資金繰りの手段を探している中小企業のサポートになり得る銀行でしょう。
詳しくは名古屋銀行の本支店窓口まで直接お問い合わせください。
名古屋銀行の事業用融資制度
名古屋銀行が提供するビジネスローンにはおもなものが3種類あります。
一つは「ジャストタイム」といって、法人もしくは個人事業主が利用できるローンです。
融資額は10万円~500万円で、融資期間は6カ月~10年(300万円以下の融資額なら7年以内)となっています。保証人は不要で、保証会社の株式会社クレディセゾンの保証が得られれば利用できます。
二つ目が「めいぎんクイックビジネスローン」といって、提携する商工会や商工会議所の法人会員が対象となるローンです。
個人事業主は利用対象ではないことに注意してください。申し込みには商工会や商工会議所が発行する会員証明書が必要になります。融資額は最高5000万円で融資期間は最長3年です。代表者のみの保証人で、担保なし、第三者保証人不要、手数料も不要のローンです。
そして、もう一つが「アクティブ」という信用保証協会の保証が利用できる事業者が対象のローンです。融資額は最高2000万円、融資期間は1年または2年、原則として無担保で利用できます。
名古屋銀行の成長分野関連ローン
名古屋銀行では、成長分野と認められる事業を行う法人に対して専門のビジネスローンを用意しています。
農業事業者の事業資金ニーズに対応するために、日本政策金融公庫の信用補完制度を活用する「農業の底力」、
太陽光発電を筆頭にさまざまな再生可能エネルギー事業分野の事業者を対象とする設備投資ニーズのための「名銀グリーンエネルギーローン」、
医療・介護事業者の設備投資ニーズのための「名銀メディカルローン『もっと医療、じもと介護』」、
次世代新産業、健康長寿関連、農業・商業・工業の連携に関する事業主のニーズに対応する「めいぎん成長分野応援団」といった融資商品があります。
このページの↑上記の金利や限度額は記事執筆時の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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