中小企業の資金繰りのサポートに役立つトマト銀行のファクタリングとABL(売掛担保融資)
トマト銀行は1931年(昭和6年)に創業の岡山県岡山市に本店を構えている岡山の第二地方銀行です。
長らく相互銀行として地域に貢献してきましたが、平成に入り普通銀行に転換したのを機に、社名を当時珍しかったカタカナの今の社名に変更したことで全国的な話題になりました。当時の流行語大賞にも選ばれたほどです。
「トマト」を社名にしたのは、トマトの持つ明るく健康的で新鮮なイメージが、目指すべきイメージと合致していたからだそうです。
実際、それは功を奏し、今では岡山全域で地域密着型の金融機関として広く親しまれています。
トマト銀行におけるファクタリングとABL(売掛担保融資)への取り組み
トマト銀行では、平成23年よりオリックス株式会社との提携で「建設業向け保証ファクタリングサービス」を開始しています。
建設の需要は近年大幅に減少しており、地域の中小下請け建設企業が厳しい状況に直面するなか、新たな資金繰りの方法としてスタートしたものです。
申し込み方法など公式ホームページ上に詳細は記載されていないので、関心のある事業者の方は直接トマト銀行の本支店まで問い合わせてみましょう。
また、ABLに関してもホームページ上に大々的な取り扱いの公表はありませんが、中小企業の事業改善への支援強化や金融円滑化の取り組みの一環として、積極的に取り組んでいます。
こちらも詳細はトマト銀行まで直接問い合わせてください。
トマト銀行のビジネスローン
トマト銀行にはいくつかの事業者向けローンがあります。高額借入が可能なのが「トマト・ビジネスサポートローンII(かがやき)」で、融資額は最大1億5千万円です。
利用条件は、県内で業歴が1年以上ある事業者で、トマト銀行との融資取引歴が1年以上あることです。また、岡山県信用保証協会の保証が受けられることも条件です。
事業資金に利用できるローンですが、業種転換にともなう資金や不動産取得資金を使途とすることはできません。
また、事業資金、対象資産の新規購入資金として利用できる「トマト機械担保融資」もあります。融資額1000万円~1億円、融資期間5年以内のローンですが、投融資資金や旧債返済には使えません。
トマト銀行の農業事業者向けローン
トマト銀行には農業に携わる方のためのローンもあります。「トマト農業サポートローン」は業歴に関係なく農業資金に利用できるローンです。
融資額は、運転資金の場合に100万円~500万円、設備資金の場合に100万円~1000万円です。
また、「大地のやすらぎプラス」という認定農業者向けのビジネスローンもあります。日本政策金融公庫との協調融資なので「農業経営基盤強化資金クイック融資制度」を借入する農業事業者のみが対象です。
融資額は、運転資金の場合に100万円~500万円、設備資金の場合に100万円~1000万円となっています。
このページの↑上記の金利や限度額は記事執筆時の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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