中小企業の資金繰りを支える南日本銀行のビジネスローン
南日本銀行は、「なんぎん」という愛称で地域の方々からも親しみのある銀行となっており、鹿児島県鹿児島市に本店を構えた第二地方銀行です。その歴史は古く、さかのぼると1913年(大正2年)が創業年ですから、すでに100年以上地域の生活や産業と密着して金融サービスを提供していることになります。
鹿児島県内だけでなく、福岡県、宮崎県、熊本県の一部地域にも支店を展開しています。また、第二地銀協加盟の銀行でただひとつ東京に支店を構える銀行でもあります。
ビジネスローンは「事業用車両担保ローン」と「なんぎん事業者ローン ビジネススピード」の2種類ですが、中小企業の資金繰りのニーズにも応えられる内容になっています。
南日本銀行におけるABL(売掛担保融資)への取り組み
南日本銀行の公式ホームページでは大々的に取り扱いを公表していませんが、「中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組み」という南日本銀行発行の冊子によると、不動産担保や第三者保証に依存しない新たな資金調達のスキームとして、ABLにも活発に取り組む意欲があることがうかがえます。
ですので、ABLに関心のある事業者の方は南日本銀行まで直接問い合わせてみましょう。
南日本銀行におけるファクタリングの取り扱い
ファクタリングに関しては南日本銀行では特に取り扱いを公表していませんが、代わりに手形や振込に代わる新しい決済手段として「なんぎん でんさいネットサービス」を2013年(平成25年)より開始しています。
ファクタリングとは異なるところもあるでんさいネットサービスですが、期日前の資金化など同じように資金繰りに役立てられる点もあるので参考にしてみてください。
南日本銀行のビジネスローン
事業用車両担保ローン ロングラン
南日本銀行のビジネスローンを形成する2本柱の一つが、事業用の車両を担保に融資が受けられる「ロング・ラン」です。融資額は100万円以上、融資期間は7年1カ月以内であり、車両購入資金のほかに、運転資金や設備資金にも利用できます。
オリックス自動車株式会社が保証会社であり、このローンに申し込むと、南日本銀行からオリックス自動車に保証が依頼され、オリックス自動車での審査の結果、車両を担保と設定することができるようになるという流れです。審査の通過条件にはいろいろあるので、詳しくは南日本銀行にお尋ねください。
なんぎん事業者ローン ビジネススピード
2年以上の業歴のある法人および個人事業主が対象のローンです。証書貸付とカードローンが選べます。融資額は、証書貸付が50万円~500万円、カードローンが50万円・100万円・200万円のどれかです。融資期間は、証書貸付が5年以内、カードローンが1年ごとの更新です。
このページの↑上記の金利や限度額は記事執筆時の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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